Ikoma District, Japan
1 Hōryūji Sannai, Ikaruga,
N/A
2010年に特別公開があり、拝観しました。伝法堂は東院伽藍の講堂に相当する堂宇で、聖武天皇の夫人であった橘古那可智の邸宅を移築して仏堂に改修したものだそうです。奈良時代の三組の乾湿造りの阿弥陀三尊像など平安時代にかけての仏像が安置されていました。
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法隆寺東院伝法堂は、桁行が７間であるが移建前は５間であり、聖武天皇橘夫人の邸宅の一屋を移して建立したものと考えられている。
739年に建立の伝法堂(国宝)は 聖武天皇の夫人の橘古那可智(ﾀﾁﾊﾞﾅﾉｺﾅｶﾁ)の住宅を仏堂に改造したもので 堂内は土間ではナク 板張りとの事です また東の間 中の間 西の間と三間に分かれており それぞれに阿弥陀三尊像(重要)が安置されているとの事です 他にも 梵天 帝釈天立像 四天王立像 阿弥陀如来坐像 釈迦如来坐像 薬師如来坐像 弥勒仏坐像(全て重文)が安置されていますが 年に一度 7月27日の夕方 東院地蔵会において拝顔できるとの事です 興味のある方は お出かけ下さい
藤原不比等の妻であり、聖武天皇のお后である光明皇后の母でもある橘三千代の邸宅を移設したと言われている。 藤原氏の血を濃く引く天皇家の人々が、737年に相次いで死んだ藤原四兄弟の出来事が、聖武天皇はじめ親族が恐怖を感じたと言われる。つまり、蘇我氏一族の血を引く皇族に関わる祟りと恐れたと言われる。つまり、聖徳太子一族の皆殺しの祟りだと恐れた。その鎮魂のために光明皇后が夢殿をそしてその北に母親であり藤原不比等の妻である橘千代の建物で囲うように移設したと言われている。夢殿は呪詛を得意とする行信に建てさせ、そこに聖徳太子像と言われている救世観音像を納め、しかもその像の頭部に釘を打ち込んで封印している。その行信が聖徳太子の鎮魂のために聖霊会を行ったのが現在も行われている。(梅原猛「塔」より)
東院も好い！ 西院伽藍に比べ影が薄いようですが、コチラも中々見所の多い所で御座います。 夢殿は、奈良時代の八角円堂で、母屋の平面が広く、軒の出の深い、とても大らかで柔和なお堂。 同じく奈良時代の伝法堂は、聖武天皇の夫人の一人、橘古那可智の住居の一部を移築したもの。 移築の際、南北の棟行きで、南側の一部を床を張った吹き放ちにしていたものを、東西棟行きの現在の姿に改修したそうです。常時公開しているわけではありませんが、中宮寺への途中、切妻の様子や背面の屋根の様子は眺められます。チョットですけど…。 他にも鎌倉時代の絵殿・舎利殿、中門を改修した礼堂、これらを囲む回廊、袴腰のキレイな鐘楼などが、キュッと詰まっておりやす。 回廊は、西院と同じ外側に壁を張った単廊で、棟木を上げる小屋組みにどちらも虹梁を用いていますが、随分と様子が違います。 どう違うか、ご覧になってみるのも一興か…と。
国宝 法隆寺東院伝法堂です。
法隆寺東院伝法堂。
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